リーブラ

アクセス
icon

講座・イベント

COURSE/EVENT

【終了】

老いと創造性ー日米女性作家による〈山姥(やまんば)〉的想像力ー

2022年3月20日 14:00 - 16:00

先頃没した瀬戸内寂聴をはじめ、日本には高齢ながら最期まで執筆意欲を絶やさなかった女性作家が数多くいます。本講座ではまずそれが何故可能となったかを米国等の場合と比較しつつ検討し、その後老年に至って次々と「老女もの」文学を生み出した円地文子の作品群に焦点を当てます。そこに浮上するのは、老齢だからこそ可能になったジェンダーをはじめとする里の規範に縛られない融通無碍な「山姥的」とも呼べる想像力です。それを糧に円地がいかに「老いと創造」、「老いとエロス」など、挑戦的な主題を探求したかを考えます。
取り上げる作品:円地文子『遊魂』・『菊慈童』、大庭みな子『山姥の微笑』、
メイ・サートン『独り居の日記』、ルース・オゼキ『あるときの物語』

チラシはこちら

【講座 講師】小林 富久子(こばやし ふくこ)さん
早稲田大学名誉教授・早稲田大学ジェンダー研究所初代所長

ハーバード大学、カリフォルニア大学バークレー校元客員研究員。お茶の水女子大学ジェンダー研究センター元客員教授。
著書に『円地文子―ジェンダーで読む作家の生と作品』(新典社、2005年)、『ジェンダーとエスニシティで読むアメリカ女性作家—周縁から境界へ』(學藝書林、2006年)、共編著に『憑依する過去-アジア系アメリカ文学におけるトラウマ・記憶・再生』(金星堂、2014年)、『ジェンダー教育/研究の深化のために:早稲田からの発信』(彩流社、2016年)、共著に『昭和前期女性文学論』(翰林書房、2016年)等。

申  込▶  事前申込制 (電話・FAX・ホームページ・リーブラ窓口で申込可能)
定  員▶  20名(申込順)
会  場▶  Zoom(オンライン) ※PC、タブレット、スマホからご参加いただけます
対  象▶  区内在住・在勤・在学の方、またはテーマに関心がある方
一時保育▶  オンライン講座のため、一時保育はありません
※参加費は無料です
※講座前日までに、受講者に受講方法等をメールでご連絡いたします

image
TOP